ファイザー社が、バイアグラのインターネット販売を始めたのは、ごく最近の事で、始まった当初は新聞に頻繁に一面広告が掲載されていたものでした。新聞のにも、ファイザー社が本物のバイアグラをインターネットで販売開始みたいな内容の記事が掲載されニュースになっていました。何でニュースになるかと言うと、処方箋薬をネットで購入できるわけなので、しかも、それがバイアグラで、しかも、医薬品大手の会社がとった行動と言う事で、話題になったようです。
アメリカでも、日本と同様にバイアグラは処方箋薬ですから、購入する時は医師を訪ねるのが基本。薬局に行って誰でも買える薬ではないわけです。アメリカの医療の仕組みには日本とちょっと違うところがいろいろありますが、そのひとつに、この処方箋薬の購入方法があげられると思います。日本では、専門医がいる病院にいって診療を受けた後、帰りがけに先生から「薬もらって帰ってね」と言われますね。
日本の場合処方箋薬は、病院の窓口脇などにある薬局でもらってくるのがだいたい一般的。でもアメリカの場合は、先生は診療はしてくれますが、薬は出してくれないのです。先生が出してくれるのは、これぞまさしく処方箋で、薬の名前と処方する量と使い方を書いた紙。この紙には、先生の直筆でバイアグラ何錠とか、書いてあるわけです。この医師が書いてくれた処方箋の紙を持って薬局まで行って購入できるわけです。
今回のファイザー社がとったバイアグラのネット購入という行動は、この薬局に行く手間を省いてあげましょうというもの様。薬局でバイアグラと書かれた紙を、カウンターの若い薬剤師の女性に渡す時の、男性の微妙な心理を配慮したのかもしれないですね。→バイアグラを販売する通販店の3つの長所